小学6年生の理科の授業で「ものの燃え方」を学習します。
火はどのようにしてつくのか疑問に思った息子は自主学習ノート(自学ノート)に調べまとめることにしました。
火がつく条件ってなんだろう?
なぜ火がつくのか調べよう|自主学習ノート
火ってなんだろう?
物が燃えて光や熱を出す状態や現象のこと。
火が使われ始めたのはいつ?
火のはじまりはおそらく落雷から生じたものか、 火山の噴火によって流れ出た溶岩から木に燃え移ったものを手に入れたもので、長い間、偶然に発火した炎が唯一の火種だったと考えられています。
人類がいつごろから火を使い始めたのか、はっきりした事は解っていませんが、人類が火を使って生活するようになった確実な証拠は、40万~50万年前の北京(ペキン)原人の遺跡から発見されています。
現在、火を使用した痕跡として発見されている最古のものは、 160万年前の南アフリカ、スワルトクランス洞窟です。
原始時代~ | ●たいまつ ●焚き火 |
古代 | ●まき |
中世~ | ●ろうそく ●あんどん ●ちょうちん ●炭 ●火鉢 ●七輪 |
近代~ | ●ランプ ●ガス灯 ●暖炉 ●ガスコンロ |
現代~ | ●アロマキャンドル ●ガスファンヒーター ●ガスランタン |
火はどうして燃えるの?
モノは高い温度で酸素と結び付くことで燃えます。
燃えるときには、ろうそくのように炎を出すものと、炭のように炎を出さずに光るだけのものがあります。
ろうそくは、ろうが熱で溶かされて出る燃えやすい気体と、空気中の酸素が結びついて燃えます。炎の場所によって温度と色が変わります。
火はどうすれば消えるの?
モノが燃えるには「燃えるもの」「酸素」「モノが燃え始める高い温度」が必要です。
このうち1つでも欠けていると燃えることが出来ないので火は消えます。
燃えるものをなくす
ろうそくに息をかけると燃えていたろうの気体が吹き飛ばされるため火が消えます。
酸素をなくす
燃えているろうそくをビンに入れてふたをすると、酸素が無くなって火が消えます。
消火器は泡で火をおおうことで酸素をなくして火を消す仕組みです。
熱をうばう
焚き火に水をかけると、燃えていた木などが水で冷やされて温度が下がるために火が消えます。
火を起こす方法
きりもみ式
かわいた板に丸いくぼみをつくり、木の棒を回転さると、摩擦による熱で火種が出来ます。
火打ち石
かたい火打ち石と鉄の火打ち金をぶつけてできた火花を、綿などに飛ばして火種にします。
マッチ
棒の先と箱の横についている薬をこすることで、簡単に火が付く。19世紀半ばにヨーロッパで発明されました。
火について参考にしたい書籍
ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科 (角川つばさ文庫)
ノーベル化学賞が決まった吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。
2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが子どものころに読み、科学者を志すきっかけになった本として注目されていたファラデーの『ロウソクの科学』を小学生向けにわかりやすくした角川つばさ文庫版です。
はじまりは たき火 火と くらしてきた わたしたち (福音館の科学シリーズ)
人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。
EhonNavi