2023年2月、宇宙航空研究開発機構が14年ぶりに実施した宇宙飛行士の選抜試験に2人の日本人が選ばれました。
新たな日本人宇宙飛行士の候補者が選ばれるのは、2009年に油井亀美也宇宙飛行士ら3人が選ばれて以来14年ぶりのことです。
宇宙での生活ってどういうものなんだろう?
とても興味が湧くね!!
宇宙ステーションのくらし|自主学習ノート
宇宙とは?
地球の外に広がる空間のことで、一般的に、地球から100km程離れ重力が弱まった影響で大気がほとんどなくなった空間を指します。天文学的観点から見た場合「宇宙」はすべての天体・空間を含む領域のことです。
宇宙ステーションとは?
宇宙飛行士が長期間滞在し、実験や研究を行う、巨大な有人実験施設のこと。
地上から約400km上空に建設され、約90分で地球を1周することが出来ます。
国際宇宙ステーションは条件がそろうと、地上から明るい動く光点として見ることができます。
世界の宇宙開発を大きく前進させるために、アメリカ、ロシア、カナダ、ヨーロッパ各国、そして日本の世界15カ国が関わっています。
14年ぶりの宇宙飛行士候補となった2人
JAXAが14年ぶりに実施した宇宙飛行士の選抜試験に臨み、世界銀行に勤める諏訪理さん(46)と日本赤十字社医療センターの医師の米田あゆさん(28)が過去最多の4127人の中から選ばれました。
諏訪理(すわまこと)さんは、1977年生まれの46歳。現在は世界銀行上級防災専門官を務めている。出身地は茨城県つくば市。2007年6月にプリンストン大学大学院地球科学研究科を修了後、2008年に青年海外協力隊でルワンダに派遣、2010年11月に国際連合・世界気象機関(WMO)に入社、2014年3月に世界銀行入行し現在に至っている。
14年ぶりの宇宙飛行士候補となった2人
米田あゆさんは1995年生まれの28歳。出生地は東京都。2019年3月に東京大学医学部医学科を卒業後、同年4月に東京大学医学部附属病院に入職、2021年4月に日本赤十字社医療センター入職、2022年10月に虎の門病院に派遣され現在に至っている。
14年ぶりの宇宙飛行士候補となった2人
宇宙で暮らすための地上での訓練
プールでの訓練
宇宙服を着てプールにもぐり、宇宙の無重量状態に近い環境を再現し、宇宙での船外活動の訓練をします。
ジェット機による訓練
長時間の無重力状態を作るには、小型ジェット機を用いて、高度7500m〜10000mくらいの高さのところで飛行機を45度の角度で急上昇させて放り投げるような感じで飛行を行うことで、20秒から30秒間くらいの無重力状態を作り出すことができます。
これをパラボリックフライトと呼びます。
1回の飛行中、7〜8回程度のパラボリックフライトを行うことで、合計で5分間程度の無重力状態を体験することができます。
宇宙についての自主学習ノート
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