線路にはなぜ石が大量に敷き詰められているのかと疑問をもった息子。
今回、小学5年生の息子は自主学習ノート(自学ノート)のテーマに「線路にある石」について調べてまとめることにしました。
自主学習には日頃抱いた疑問などを調べてみるのも面白いですよ!
色んな疑問をまとめて自由研究として発表するのもオススメです。
むすこ
線路に敷いてある石はなんのためなんだろう?
あゆ
砂じゃダメなのかな?
線路にたくさんの石があるのはなぜか調べよう|自主学習ノート
むすこ
大事な役割があったんだね!
線路に敷き詰められた石の役割とは?
石には「バラスト」という名前があります。「バラスト」を線路に敷く理由は、列車の重量を分散させ、線路の路盤に荷重が均等にかかるようにするためです。 列車が走るときに発生する振動を少なくする働きもあります。
石を敷くことで水はけもよくなりますので枕木も長持ちます。
コンクリートでも枕木の固定はできますが、このクッションの役割が石より劣ります。
地下鉄ではこのメンテナンス作業が難しいため、コンクリートでレールを固定しています。
バラストは、一年もすると、列車の衝撃で角がとれて丸くなり、効果が半減してしまいます。そうなると、クッションの役目は果たせなくなるので、新しいものと取り替えられます。
線路の石に使用される石はどんなもの?
バラストに使用される砕石は「花崗岩」「けい岩」「安山岩」などの堅く靭性に富んだ石です。
それらを砕石機により15-70mm程度に破砕したものが使用されています。
持力と抵抗力が良く、くわえて排水も良いとされています。
軌道延長1kmにつき約1,000-2,000 m3(約1,500-3,000t)が必要になります。